私たちのあゆみ
ご存じですか?
国産ムクナ豆の復興の地
実は「国産ムクナ豆」復興の地は和歌山県なんです。ムクナ豆は江戸時代に食料として栽培されていました。しかし豆自体がとても固く、調理が難しい。また栽培には一定の暖かさが必要なことから、江戸時代以降、栽培が一度途絶えてしまいます。
紀州ほそ川前会長の細川清。1995年より和歌山県立医科大学との共同研究で梅の用途開発を成功させた彼が次に取り組んだのが、ムクナ豆栽培の復興でした。当時、日本でムクナ豆のことを知る人が何人いたでしょうか。
紀州ほそ川前会長
細川清
日本でいち早く
ムクナ豆の栽培と研究を
始めた企業として
東京農工大学でのアレロパシー研究、お茶の水女子大学での調理法の研究に次ぎ、和歌山県立医科大学での研究に和歌山県農業試験場が協力し、ムクナ豆の試験栽培がスタート。日本一の梅の生産地である和歌山県みなべ町の紀州ほそ川にて、国産ムクナ豆の本格的な栽培が始まり、やがてその豆は全国に広がっていきました。
2010年代、複数大学での共同研究がスタートし、「ムクナ豆シート」という独自製品を開発したのもこの頃です。このシートは愛媛大学神経内科でのムクナ豆長期投与に関する研究に用いられ、研究結果は論文として発表されました。
その後、わかやま産業振興財団の助成を受けた紀州ほそ川主導のもと、産官学協働での生産拡大を続けてきました。現在も大阪河﨑リハビリテーション大学(大阪府)で共同研究中。L-ドーパを壊さない・管理する、データに基づいた製品づくりと開発を続けています。
国内栽培の最適種
「日本在来種」を全国に譲渡し
農地拡大に尽力
高まる国内での需要を受け、全国規模での生産者募集を経て、積極的に新たな産地開拓を行っています。
国内でも外来種で育てられていたムクナ豆。国内栽培の最適種「日本在来種」タイプ豆は私たちが2008年から研究開発してる種で、有効成分、生産量とも国内で栽培するにあたり、日本の風土に根差した安定した種です。「日本在来種」を復活させ、現在国産ムクナ豆のおよそ9割※がこの「日本在来種」から成り立っています。
※当社調べ、全国の生産者ヒアリング結果(2022年8月)
「必ず国産ムクナ豆を復活させる」と立ち上がった研究者・清前会長の志を継ぎ、紀州ほそ川では質の高いムクナ豆産地の開拓、市場の拡大に務めることでムクナ豆産業の振興に寄与していると自負しています。
私たちのヒストリー
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2008平成20年
和歌山県立医科大学での研究に参加
和歌山県で試験栽培がスタート
和歌山県みなべ町・紀州ほそ川での栽培スタート
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2013平成25年
紀州ほそ川前会長 細川清が地元の「友の会」の方々にお話を伺いながらにムクナ豆の開発をはじめる
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2016平成28年
わかやま産業振興財団 地域イノベーション戦略支援プログラムに紀州ほそ川が参画
熊本県生産者が本社農場を視察・情報交換
紀州ほそ川にて持ち歩ける「ムクナ豆シート」の開発
国内栽培の最適種「日本在来種」ムクナ豆を県外へ譲渡開始
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2017平成29年
愛媛大学神経内科との共同研究・論文発表
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2018平成30年
「はたらくムクナ豆」ブランド立ち上げ
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2020令和2年
和歌山県上富田町にて、町ぐるみでの生産スタート
独自の買取システムを導入
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2021令和3年
滋賀県契約農場での栽培がスタート
Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場の商品の販売量に比較するといわれているSEOで「はたらくムクナ豆」が一位を獲得。
和歌山県で唯一、事業再構築補助金(第2回公募・卒業枠)に採択。経済産業省より1億円の補助で事業拡大中
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2022令和4年
関連ページ
つる性のマメ科の植物で、ムクナ豆はインド原産といわれ古代から人々の健康維持に用いられてきました。
他の豆類と同様に、鉄分やタンパク質、炭水化物、脂質、ミネラルを含んでいます。特に鉄分は他の食物と比較して大変多いことがわかっています。
さらに最も特徴的かつ重要なのは、ムクナ豆にはドーパミンの素になるL-ドーパが多く含まれていることです。
はたらくムクナ豆は主に5つのこだわりと責任を持ってお客様にお届けしています。
- 国産100%のムクナ豆を使用・国内シェアNo.1※※2021年国内生産数の71.4% 当社調べ
- データに基づいた製品づくりのため複数大学との研究と開発
- 「L-ドーパ測定設備」を導入し、自社の厳しい基準をクリアした原材料のみ使用
- データを取りながら計測し、ムクナ豆の「L-ドーパを壊さない・管理する」製品づくり
- 残留農薬検査済み。全項目不検出の結果が出ています
私たちは和歌山県みなべ町で梅づくり100年、梅、生姜、きんかんなど伝統食材の新しい使い道を創出し続けている会社です。
一度は廃れた国産ムクナ豆(八升豆)の復活を目指し和歌山県や大学 と共に研究、栽培、産地開拓、製品開発を行っています。