開発チームがただいまムクナ豆のお茶を開発中です。
しかしこれがなかなか試行錯誤の連続…
ムクナ豆の香ばしいお茶にしよう!→Lドーパが壊れる
L-ドーパがしっかり入っているお茶にしよう→味が薄い…
Lドーパを必要とする方のために私たちにできることはなんだろう…?
・日常の中でもっと手軽にLドーパをお摂り頂ける商品を!「そのために、L-ドーパがしっかり入った美味しいお茶を作りたい。」
大阪河﨑リハビリテーション大学の協力のもと、強い想いで開発担当が何度も、焙煎→L-ドーパ測定→試飲を繰り返しました…
焙煎温度と時間の検証実験
L-ドーパ含有量
※製品のムクナ豆中の割合
サンプルAでは焙煎度合いがやや足りず。
サンプルBは、Aをさらに追加で3分間、温度を上げて焙煎。
わずか数分の差でこんなにもLドーパが減ってしまった…。
ちょっとした焙煎温度や時間が変わるだけですぐに壊れてしまうLドーパ。
「なんて繊細な…
こんなんじゃ、豆の神様と、ムクナ豆を育ててくれた農家さんに申し訳ない…悲」
焙煎温度を上げる度にこんな思いがこみ上げてきました。
そこで開発担当はある決意をします。
「風味のためだけに、貴重なLドーパを壊すのはもうやめよう!
風味はブレンドで解決だ!別の原料に助けてもらおう!」
製茶店様のアドバイスも頂き、ブレンド素材は同じ穀物である黒豆が有力候補に。
黒豆には【イソフラボン】【アントシアニン】など、体に嬉しい成分も含まれています。
さらに、より抽出効率を上げるため、ティーバッグによる抽出検証もおこないました。
ティーバッグによる抽出検証実験
L-ドーパ含有量
※製品のムクナ豆中の割合
熱湯100mLで抽出10min
右:ムクナ豆粉末3gをティーバッグに入れ熱湯
100mLで抽出(たまに振る)10min
粉末状のものをティーバッグに入れると、粉末がペースト状に固まることで抽出効率が落ちる
解決策:粉末粒子を大きくする
・抽出効率を上げるため、ムクナ豆は粉末状ではなく粗びきを採用
ブレンドに舵を切ったことで大きく前進したムクナ茶開発!
更なる実験を重ね、L-ドーパがしっかり入った美味しいお茶へ完成まであと少しです!